日本の戦後教育60年の成果を聞いて参りました

 昨日立ち寄ったお好み焼き屋で、
 おばちゃんと話し込んだときに出てきたこと。
 
※すべて実話です※

・近くの小学校の先生が愚痴をこぼしにくる
・「30年教師をやってきたが、こんなことは初めて。
  もう辞めたいと思っている。毎朝学校に行くのがつらい」
・HR/授業では、平均7人の児童が「どこかに行く」
・注意しても聞かない。
・15分すぎると集中力が露骨に切れる
体罰もできないので、手の出しようがない
・親御さんに話すと、「あなたの授業に魅力がないからでしょ」と言われる
・それでもお願いすると「あなたじゃ話にならない」と言われ、
 教育委員会に通報されるので手の出しようがない
・授業参観では最初に「ケータイのスイッチはオフにしてください」
 と繰り返し繰り返し言わねばならない
・それでもほとんどの親御さんがオフにしない
・どころか、マナーモードにした状態で、教室内で
 「今授業参観だから、ムリだから」を枕に話し始める
・さすがに目に余るので「外で会話してください」と告げると、
 そのまま退室するものの、廊下に出たとたん大声で話す。
 (「教室内で喋っていない」からOK、という発想だそうで)

 などなど。いやー、教育立国の成果が着々と出ておりますなあ。。。
 
 
 つか、どーなるのかねぇ日本。

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リンゴが乳がんの進行を食い止める(Telegraph.co.uk)

関連記事:
■[Health]紅茶を飲むことで、乳がんリスクが下がる(Natural News.com)
■[Health]「乳製品が乳がん発生リスクを高める」はトンデモではないか?

 いつもおなじみ、UKのTelegraph.co.ukに表題の記事が上がっています。引用させて頂きます。

http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/4695049/Eating-apples-may-help-beat-breast-cancer.html
>The more apple the rats were given, the more the growth of the tumours was inhibited, according to the study, which was was backed by the American Institute for Cancer Research.
 アメリカのがん調査研究所の研究結果によると、リンゴ(エキス)の量が増えれば増えるほど、与えられたラットはそうでないラットに比べて腫瘍の進行を食い止められたという。
(中略)
>In a group denied apples, 81 per cent of rats suffered rapid tumour growth whereas the disease multiplied in only 57 per cent of those fed the human equivalent to one apple a day.
 リンゴを与えられなかったラットの81%が腫瘍が進行したが、人間が1日1個のリンゴで摂取する量と同じリンゴエキスを与えられたラットでは57%に留まった。

 だそうです。リンゴは元々「リンゴが赤くなれば、医者が青くなる」という言葉通り、薬効の高い果物として知られています。こちらのサイトによると、

http://www.bioweather.net/recipe/0711n/0711n_index_e1.htm
カリウム 体液浸透圧や酸塩基平衡の維持に働くミネラル。特にりんごに含まれるカリウムは血圧安定に働き、高血圧の予防に有効。
ペクチン 多糖類の一種で、柑橘類では果肉よりも皮や内皮に多く含まれ、りんごも皮部分に多く含まれている。血中コレステロール低下に働き、高脂血症動脈硬化、便秘予防にも効果がある。りんごの水溶性食物繊維のリンゴペクチンには強い抗菌作用があり、腸内環境を整え、大腸がんの予防に有効に働く。

 これだけの効果があるんですね。また、こちらのサイトによるとポリフェノール効果も大きいようです。むしろ、果肉ではなく皮の方により多く含まれているようですね。

http://jmnc.primuss.com/info/short/vol29.htm
ポリフェノール効果
>ガンや老化の誘因となる活性酸素を除去するポリフェノールが、皮付きのリンゴに大量に含まれています。皮付きのリンゴでは100gあたり104?、皮がなくても92?含まれていることがわかりました。リンゴはひとつ約200gの重量がありますから、1日にふたつ食べればかなりの量のポリフエノールが摂取できます。リンゴのポリフェノールのおもな成分は「エピカテキン」で、ポリフェノールとしては、一番活躍すると認められています。エピカテキン活性酸素に単体で向かうのではなく、大勢で向かう特徴があるため、確実に活性酸素を退治できるのです。

 これらのことについては、Telegraphにも触れられています。

>Professor Liu added: "These studies add to the growing evidence that increased consumption of fruits and vegetables, including apples, would provide consumers with more phenolics, which are proving to have important health benefits."
 リウ教授はまた、「これらの研究は、リンゴを含む野菜や果物をより多く食べることが、健康のために非常に重要なフェノール酸などを摂ることを後押しするものです」と補足した。

 なお、記事によるとUKでは1日125人もの女性が乳がんと診断されているそうです。日本では1年で約4万人ということですから、ややUKのほうが多いということになります。

 いずれにせよ、リンゴが健康に良いことは確実だと思われますので、がん予防だけでなく日常的な食習慣に取り入れたいですね。

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1日2杯のシリアルがダイエットのカギ(Telegraph.co.uk)

イングランドのTelegraph.co.ukに、タイトルのような記事が掲載されています。興味深いのでご紹介。

http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/4677606/Two-bowls-of-cereal-a-day-key-to-losing-weight-say-researchers.html
>Eating two bowls of cereal a day could help obese people lose weight, it has been claimed.
>A small study suggested that people who eat cereal for two out of their three daily meals could lose more than 4lb in six weeks.
>Researchers asked 41 people, all classed as overweight or obese, to eat only cereal for breakfast and lunch but allowed them to have whatever they wanted for dinner.

 2杯のシリアルを食べることが、肥満を抱えている人たちのダイエットに繋がるという。
 この小研究によると、3食のうち2杯のシリアルを食べている人は、6週間で4LB(ポンド、1ポンド約0.5キロ)の減量に成功した。
 調査員は41名の過体重ないし肥満の人々を集め、朝食と昼食にはシリアルだけを食べ、夕食は好きなものを食べてよい、というお願いをした。

 まあ、これだけ見ると「そんだけやりゃ痩せるわいな」って感じですが。

>They found that those who combined different varieties of cereal lost most weight but many of those who stuck to one type also weighed less by the end.
 彼らはまた、2種類のシリアルを組み合わせて摂取したほうのグループが、1種類しか摂取しなかったほうに比べて体重が落ちたことを発見した。

 だそうです。ホテルのバイキングなどでは、よくフルーツグラノーラやコーンフレークなどが一緒に提供されていますが、あれはあれで上手く使うとダイエットに効果的だったってことでしょうか。まあ、バイキングの時点でダメですが(笑)。

 なお、上記サイトにもありますがシリアルは低脂肪であり、繊維質や鉄、葉酸亜鉛などを含んでいるのでかなり健康的な食事ではあります。

 カロリーも、常識的な量のシリアルと牛乳の組み合わせなら400kcal前後に収まりますしね。これで2食を我慢できれば、夕食に1,000kcal前後を摂取しても1,800kcal以下に収まりますから、確かにダイエットには向いていそうです。

 ただ、当然ながら注意点も。

>But last year the Food Standards Agency warned that some popular breakfast cereals still have high levels of sugar or salt.
 FSAによると、有名な朝食シリアルの中には砂糖や塩分が多く含まれるものがある。

 有名なメーカーのやつだと、やっぱり甘すぎたり、甘さを引き立てるために食塩が使われていたりしますね。なので、僕はなるべくプレーンタイプのものを購入するようにしています。

 ともあれ、ダイエットなんてエネルギー収支バランスを整えるだけの話なので単純といえば単純。しかし、単純だからといって「簡単」ではないのが人間心理ってものですよねー。

 ってことで、上記の記事は僕のように「鉄の意思を持つ人以外」にお勧めです(笑)。

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テレビゲームはボケ防止になる?(Telegraph.co.uk)


 ちなみに、「7時間以上テレビを見ている人は、そうでない人に比べてボケやすい」そうです。さもありなん。

http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/4679624/Quilting-pottery-and-computer-games-may-cut-risk-of-dementia.html
>Crafts and other activities which exercise the brain, including reading novels and computer games, can all have a protective effect on the mind and help prevent memory loss, the study shows.
>By contrast, watching television for hours on end significantly increased the chance of suffering problems, the research found.

 調査結果によると、工芸や小説を読むこと、あるいはテレビゲームなど頭脳を使う行為は精神衛生によく、記憶喪失予防になることが判明した。
 同調査はまた、対照的に、数時間テレビを見ることは、明らかに問題を抱えることになることを示している。

 だそうです。「テレビを見るな、××になる」ってのはよく祖父にいわれた言葉ですが、祖父は実に正しいことを言っていたなと思います。

>The latest research will be seen as further proof that so-called "brain training" machines, such as the Nintendo DS advertised by Nicole Kidman, can help to delay brain decline.
>"This study is exciting because it demonstrates that aging does not need to be a passive process," said Dr Yonas Geda, a neuropsychiatrist at Mayo Clinic in Rochester, Minnesota.
>"By simply engaging in cognitive exercise, you can protect against future memory loss."

 この研究はまた、ニコール・キッドマンが宣伝するニンテンドーDSなどの“脳トレ”マシーンが脳の老化を遅らせることの証明になるだろう。
 ミネソタ州ロチェスターにあるマヨ・クリニックの神経精神病学者のヨナス・ジェダ博士は、次のように語った。
「この研究は、非常にエキサイティングだ。年を重ねることは、決して受身のプロセスではないことを明らかにしてくれた。こうした単純な認知的なエクササイズを繰り返すことで、あなたは将来の記憶喪失を免れるのだ」

 とのことです。ここでどうしても頭をよぎるのは、例の怪著、世紀のトンデモ本こと『ゲーム脳の恐怖』です。

>それによると、ゲームを始めてすぐにβ波が激減していく様子がよくわかる。β波が減っている状態というのは、痴呆者の脳波とそっくりな状態だそうだ。つまり、テレビゲームに熱中している人の脳は、痴呆者の脳と同じく、まったく活性化していないということになる。

 いやー、素晴らしい記述です。色々な意味で。

 引用を続けます。

>The latest research will be seen
>The volunteers, all aged between 70 and 89, were asked about their day to day activities within the past year and how mentally active they had been between the ages of 50 to 65.
>Those who kept mentally active in their middle age, through reading, arts and crafts and other pursuits, were about 40 percent less likely to develop memory loss than those who did not.

 70歳から89歳までのボランティアが、昨年における日常の活動について、及び50歳から65歳までの間に精神的にどの程度活発であったかの質問を受けた。
 その結果、読書や芸術、工芸などの行動をとっていた人々は、そうでない人々に比べて40%以上も記憶喪失リスクが低かった。

 僕の祖父は80歳で亡くなったのですが、亡くなる直前までジグソーパズルを作っていました。また、84歳で健在の祖母は、毎日お惣菜を作っています。

 こういう「具体的に手を動かす作業」「考えながら行う作業」を通じて脳に刺激を与え続けることが重要なんでしょうね。

 そういう意味で言うと、単なるネットサーフィンよりは少し具体的なブログ作成というのは、それなりにボケ防止に繋がっていく可能性があるのでしょうか? まあそこは電磁波の研究が進んでこないと何ともいえませんし、ディスプレイ画面を見続けることで視力低下の恐れもあるでしょうけども。

>But volunteers who watched television programmes for more than seven hours a day in later years were also 50 per cent more likely to have memory problems than those who spent less than seven hours a day in front of the box.
 ボランティアの中で、近年で1日平均7時間以上テレビを視聴してきた人たちは、平均7時間以下の人々に比べて50%の確率で記憶障害に陥った。

 森昭雄教授はwikiでもものすごい勢いで叩かれているようですが、http://tinyurl.com/dakaad今こそ「テレビ脳の恐怖」を出版すべきではないかと思うのですが如何でしょうか?
 
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【ご報告】サイト運営ポリシー変更について

 どうも、お世話になっておりますKINDです。

 こちらを更新するのはかなり久しぶりになります。とはいっても、スポナビ+のほうはこのところ毎日更新しているので、自分としては「久しぶり感」はないのですが(笑)。

 ええと、表題の件について。最近、サッカーの記事はほとんどhttp://www.plus-blog.sportsnavi.com/kind_of_football/ こちらで更新しており、はてなのほうは放ったらかしになっていました。とはいっても、別に閉鎖するつもりはなくて、サンフレッチェ広島関連の記事はこちらにも掲載するつもりだったのですが。

 以後、サイト運営ポリシーを次のように変更します。

<このサイトで取り扱う記事>
サンフレッチェ広島関連記事
■医療関連の翻訳記事
■書評記事(非サッカー本含む)
■音楽関連記事(Perfumewほか)
■身辺雑記など(mixi日記の転載)

 まあ「誰も聞いてねえよ」って話ですが(笑)。弊サイトもグーグルページランクが一応10段階の4あり、それなりの数の方にご愛読頂いているのだと思います。本当にありがとうございます。

 今回、そういうことを決めたので、ご報告させて頂きます。
 今後とも、どうぞごひいきに。

紅茶を飲むことで、乳がんリスクが下がる(Natural News.com)

 

 だそうです。『Natural News.com』より。

 http://www.naturalnews.com/025634.html
>Results showed that among women less than 50 years old, those consuming three or more cups of tea per day had a 37% reduction in breast cancer risk when compared with women reporting no tea consumption. This relationship was consistent for invasive breast cancers and in situ, and for ductal and lobular breast cancers.
 研究結果によると、50歳以下の被験者女性のうち1日に3杯以上紅茶を飲む人の乳がん発症リスクは、そうでない人に比べて37%以上も低かった。この関係は侵潤性乳がんとin situ(訳者注:不明)、乳管がん、小葉乳がんにおいても共通していた。

 in situ breast cancerってのは専門用語のようで、良く分かりませんでした。なんにせよ、紅茶がリスクを減らすことは間違いないようです。

>Tea provides potent flavonoids and antioxidants
 紅茶は強力なフラボノイドと抗酸化物質を供給する
>Flavonoids in tea are naturally occurring compounds that have antioxidant properties. Antioxidants work to neutralize free radicals, believed to damage elements in the body over time, contribute to chronic disease, and accelerate the aging process.
 紅茶に含まれるフラボノイドは、抗酸化物質を持つ化合物を生成している。抗酸化物質は、身体にダメージを与え、慢性疾病や老化を早めるフリーラジカルを中和する作用がある。

 紅茶ってやっぱすごいですね。そういや、紅茶を飲んだあとは歯の表面がキュッと締まっている感じがしますが、あれは緑茶を飲んだ時と同様にフラボノイドやカテキンが作用しているようです。

 http://www.koushu110.com/q_and_a/ryokucha.html

 引用続き。

>In a large population-based control study, male participants drinking 4.5 cups of tea per day showed an 18 percent decrease in colon cancer risk, a 28 percent reduction in rectal cancer, and a 47 percent reduced risk of pancreatic cancer. Women who drank 3 cups of tea a day showed a drop in colon cancer risk of 33 percent, a decrease in rectal cancer risk of 43 percent, and a reduction of pancreatic cancer risk by 37 percent. Pancreatic cancer is an especially deadly form of cancer.
 大規模な人口ベースの対照試験によると、男性被験者のうち1日4.5杯の紅茶を飲む人は結腸がんリスクが18%、直腸がんリスクが28%、さらにすい臓がんリスクが47%も低下した。1日3杯の紅茶を飲む女性に関しては、結腸がんリスクが33%、直腸がんリスクが43%、すい臓がんリスクは37%低下している。すい臓がんは、死因になりやすいがんの一つである。

>Tea and obesity
 紅茶と肥満
>Preliminary research findings have suggested that drinking tea has an effect on weight, fat accumulation and insulin activity in the body. Researchers have found that:
 予備調査の結果によると、紅茶を飲むことは体重のコントロール、脂肪の蓄積、および体内のインシュリンの活性化に影響を与える。研究者は、以下のことを発見した。

>1.Green tea extract significantly increased 24 hour energy expenditure and fat oxidation in healthy men.
 緑茶抽出物は、健康な男性における24時間のエネルギー消費量を上げ、脂肪の酸化を促す。

>2. The weight of modestly obese patients decreased by 4.6 percent, and waist circumference decreased by 4.48 percent after three months of consumption of green tea extract.
 隠れ肥満の被験者の体重は、4.6%減少した。また、緑茶抽出物を3か月取り続けることで、ウエストは4.48%細くなった。

>3.Mice fed tea catechins for 11 months showed a significant reduction of high-fat, diet-induced body weight gain and visceral and liver fat accumulation.
 茶カテキンを11か月投与されたマウスは、高脂肪の食事によって増えた体重、蓄積された内臓および肝脂肪のかなりの量が減少した。

>4.Fat cell assay testing found that tea, as normally consumed, increased insulin activity more than 15 fold. Green, black and oolong tea all yielded insulin increasing results. Several known compounds found in tea were shown to enhance insulin and help cells recognize and respond to insulin.
 脂肪細胞分析評価テストによると、通常に紅茶を摂取することでインシュリンの活動が15倍も活性化することが分かった。緑茶、紅茶、ウーロン茶のすべてがインシュリン増加に寄与している。紅茶の中で発見された幾つかの化合物が、インシュリンを増加させ、細胞のインシュリンへの認識と反応を助けることが分かった。

 だそうです。。。薬学的な知識がないので正確なことは言えませんが、そうした記事であるようです。

 ただ、紅茶に強い抗酸化作用があることは体験的にもうなづける部分があります。風邪をひいたときなど、紅茶にすりおろしたショウガと蜂蜜を入れて飲めば、たいてい次の日にはかなりの症状が治っていますしね。バンドボーカルやっていたときは、喉を痛めないように紅茶でうがいをしていました。

 僕はどちらかといえばコーヒー派なのですが、今後はまた紅茶を並行して飲もうかなと思います。

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「乳製品が乳がん発生リスクを高める」はトンデモではないか?

 ちょっと理由があって調べているのですが。「乳がん+牛乳」で検索すると、

 http://www.google.co.jp/hws/search?hl=ja&q=%E4%B9%B3%E3%81%8C%E3%82%93+%E7%89%9B%E4%B9%B3&client=fenrir&adsafe=off&safe=off&lr=lang_ja

 この書籍がヒットしており、

 こちらを参照したブログがあります。

 http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/249edbf23f6e2d791310347a4802f553
>「プラント教授は、自分の乳がんを精察し、類い稀な機能的推理力を駆使して「乳がん(+前立腺がん)は、乳・乳製品によって起こる」という結論に達した。プラント教授は、「中国人に乳がんが少ない」「中国人は乳製品を食べない」という素朴な事実から、直感的に「乳がんは乳製品によって起こる」という結論に達したのである。まさに、リンゴが落ちるのを見て万有引力の存在を確信したニュートンに匹敵する。真理の発見には、このような思考のジャンプが必要なのだ」(訳者注より)

 正確なところは分かりませんが、“トンデモ”を疑っています。

 というのは、今朝読んだこちらの記事に

 http://www.telegraph.co.uk/health/women_shealth/4581762/Health-advice-Avoiding-breast-cancer.html
>However, trials show conflicting results. There is no evidence at all that cutting out dairy products or caffeine will be beneficial.

 こうした記述があり、またWorld Cancer Reserch FundのHPには
 http://www.wcrf-uk.org/research_science/lifestyle_choices.lasso

“Dairy Products”の枠自体がありません。それらしき記述としては“Calcium”がありますが、

 http://www.wcrf-uk.org/research_science/pop_up/calcium.lasso
>Calcium
>Evidence shows that diets high in calcium probably protect against colorectal cancer, but they are probably a cause of prostate cancer.
>Because of this conflicting evidence, WCRF UK has not made any recommendations on whether or not people should eat diets high in calcium, such as dairy products.

“乳製品の取りすぎ”を警告しているものの、それは直腸がんや前立腺がんとのかかわりを示しているだけ。過剰摂取がよくないのはすべての食料に言えることであり、また乳がんへの言及はココにはありません。

 専門家ではないので確たることは言えない、というのが実際のところですが、そんな自分ですら「学術的な感じがしないなぁ」というのが、タイトルの件です。だからといって「乳がんリスクを気にせず乳製品をとってください」と勧めることはできませんが、過度におびえる必要はないのではないか、というのが正直な感想です。