前田俊介、大分へ完全移籍が決定。

 以前より幾つかエントリーを起こしていた話題ですが、
 ついに完全移籍が発表になりました。

http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=2689
サンフレッチェ広島では、期限付き移籍中の前田俊介選手が大分トリニータへ完全移籍することが決定致しましたのでお知らせいたします。

 残念であるけれども仕方がない、という以上のことはないです。
 僕の考えは、この記事を書いたときと同じ。

http://d.hatena.ne.jp/KIND/20081210/p1
> ペトロビッチ監督は前田に対し何度も檄を飛ばし、2ちゃんねる国内サッカー板で一時期いろいろなところに張られるような長い説教をしたこともある。が、本人には届かなかったようで、昨シーズン途中で大分への期限付き移籍し、そして今回の報道へとつながった。再度書くが、報道の信ぴょう性は定かではない。しかし、流れとしては予想できた話だ。

> この話がどうあれ、前田が広島で活躍する機会は今後なかなか訪れないだろう。大分での前田のプレーを何試合か見たが、多少は走るようになったものの、オフザボールにおける実効性は低いと断じざるを得ないし、オンザボールで圧倒的な存在感を示したわけでもない。要約すれば「去年と変わっていない」というのが正直な感想だ。仮に広島に戻ってもレギュラーはおろか、桑田や平繁らと競ってサブを確保するのも難しいだろう。そういう意味で、移籍するのは正解だといえる。
(中略)
>当時の僕は、前田の才能に熱狂した。「こんなゴールを決められる日本人が出てきたなんて!」と思ったし、そんな選手が広島ユースから出てきたことを誇りに思った。飛躍がすぎるが、当時の日本代表監督ジーコに対して「いますぐ前田を代表に入れろ! 高原よりも柳沢よりも玉田よりも点を取るぞ!」といった趣旨の発言をネットでしたこともあった。それほどに、前田俊介は夢を見させてくれる存在だった。

> 移籍が確定したわけではない。だが、どの道広島での居場所はない。大分からオファーがあるなら、ありがたく頂戴すべきだろう。願わくば、その才能がもう一度花開かんことを。

 再度書きます。前田俊介の才能が花開かんことを。

アブラモビッチ、オーナー資産ランクトップから転落

 毎度お世話になっています、skysports.comより。このサイトは比較的大量の情報が集まっていて、とりわけプレミアリーグの情報がかなり充実しています。移籍情報もコンパクトにまとめてくれているので便利です。

 サッカーの記事は概してそうですが、英文はかなり簡単です。高校までに英語を勉強した人ならたまに辞書を引く程度で問題なく読めますし、英語が苦手な方にもとっつきやすいと思います。ぜひご利用を(と一応宣伝してみるw)。

http://www.skysports.com/story/0,19528,11668_4758396,00.html

 雑誌『FourFourTwo』誌が発表したプレミアリーグ・英国人選手資産ランキング(オーナー・選手とも)によると、チェルシーの富豪オーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、資産ランキングで1位を明け渡し、3位に後退したそうです。そのランキングは以下の通り。

1 Sheikh Mansour bin Zayed Al Nahyan (Man City) £15billion
2 Lakshmi Mittal and family (QPR) £12.5bn
3 Roman Abramovich (Chelsea) £7bn
4 Joe Lewis (Tottenham) £2.5bn
5 Bernie and Slavica Ecclestone (QPR) £2.4bn
6 Stanley Kroenke (Arsenal) £2.245bn
7 Alisher Usmanov (Arsenal) £1.5bn
8= Lord Grantchester & the Moores Family (Everton) £1.2bn
8= Dermot Desmond (Celtic) £1.2bn
10= Lord Ashcroft (Watford) £1.1bn
10= Malcolm Glazer and family (Man Utd) £1.1bn

 単位はすべてポンド(1ポンド=約139円)。で、コレを見ると油様が3位に後退し、1位はマンチェスター・シティを買収したアブ・ダビ・ユナイテッド・グループのSheikh Mansour bin Zayed Al Nahyan氏になっていますね。

 発音が良く分からないので、英語表記で統一します。Al Nahyan氏の資産は、この記事によると約150億ポンド(約2兆円)。一方の油様は、最も多かった時期から約30億ポンド目減りして約70億ポンド(約9,700億円)となっています。

>The 38-year-old bought City in the summer, while Abramovich, Chelsea's Russian owner, has slipped to third in the list - his wealth is estimated at 」7billion and he has been said to have lost over 」3billion in the economic downturn.

 世界不況の影響で、アブラモビッチ氏は4,100億円以上の個人的な損失を出した、ということだそうです。「個人資産」がそれだけ損失を出すというのはまったく想像できませんが、この金額は10位につけるマルコム・グレーザー氏の11億ポンド(約1,500億円)という個人資産の3倍近い数字なわけです。グレーザー氏の資産がなんだか少なく感じるという、異常なお金を持っている人たちがプレミアリーグを牛耳ってるわけですな。

 選手の個人資産ランキングも見てみましょう。

TOP 10 PLAYERS
(overall position in the main list in brackets)
1 David Beckham £125m (38)
2 Michael Owen £40m (56=)
3 Wayne Rooney £35m (61)
4= Rio Ferdinand £28m (69=)
4= Robbie Fowler £28m (69=)
4= Sol Campbell £28m (69=)
7 Ryan Giggs £23m (77)
8= Michael Ballack £20m (80=)
8= Frank Lampard £20m (80=)
10 Steven Gerrard £19m (86)

 トップは、デイヴィッド・ベッカムの1億2500万ポンドです。円に直すと約173億円。サンフレッチェ広島が何チーム買えるんだ、という額ですが、オーナーたちの金額を見返したあとではちっぽけな額に見えてくるこの不思議。

 そして2位がマイケル・オーウェンで4,000万ポンド(約55億4,200万円)。稼働率からすると、すさまじい稼ぎですな。以下、3位にウェイン・ルーニー、4位にリオ・ファーディナンド、7位にライアン・ギグスとユナイテッド勢が3人入っています。

 ちなみにクリスティアーノ・ロナウドが入っていないのは非英国人だからですが、彼をランキングに入れるとすればCM契約料など莫大な収入があるでしょうから2位には確実に入るのではないでしょうか。

※追記※
 あれ、バラックがいる?w じゃあ、C・ロナウドはそれほどの資産を稼ぎだしてはいないってことなんでしょうか? ここら辺はちょっと分かりません、そのうち調べときます(笑)。

謹賀新年&新シーズンの広島が抱える“リスク”

 ご挨拶遅れました。新年あけましておめでとうございます。
 今年も、本ブログの戯言に付き合って頂ければと思います。

 さて、サンフレッチェ広島の今シーズンについて。

続きを読む

日テレがクラブワールドカップ中継から撤退か

 こちらにも貼り付けようと思ったのですが、書式が異なるため
 リンクや引用などイチからやり直さないといけません。 

 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kind_of_football/article/8

 面倒なので、リンクのみで失礼します。すいません><

スポナビブログに別館作りました

 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kind_of_football/
 
 当面はこちらと並行で更新します。いろいろ不便な点はありますが、
 はてダと比べてアクセス数20倍以上(なんせ40分で2500アクセス)なので。。。

 はてブ表示、はてなスター表示はないのだけど、それを補って余りある露出。
 将来的にはあちらを本館にすることも検討しなきゃですな。

 ってことで、よろしくお願いします。

「乾>>>>>柏木、高萩、浩司」?

 誤解のないよう先に言っておくが、これは勿論ぼくの判断ではない。

 我らが日本代表監督、岡田武史氏が自らの知識と経験をフル動員して、もちろんJ1・J2すべての選手をビデオ含めて何らかの形でチェックした上で、ある程度のバイアスはあるにせよ、そういう判断を下したということだ。っていうか、こちらとしてはそう受け取らざるを得ない。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/news/20081224-OYT1T00494.htm

>▽GK 川口(磐田)、都築(浦和)、川島(川崎)▽DF 寺田(川崎)、高木和(清水)、駒野(磐田)、阿部(浦和)、石櫃(神戸)、水本(京都)、森重(大分)、内田(鹿島)▽MF 中村憲(川崎)、青木(鹿島)、工藤(千葉)、谷口(川崎)、乾(C大阪、金崎(大分)、香川(C大阪)、▽FW 巻(千葉)、大久保(神戸)、田中達(浦和)、岡崎(清水)、興梠(鹿島)

 いち広島サポとして主張しておくが、C大阪戦2試合通じて「乾が怖い」と感じたシーンはただの1秒もなかった。

 乾は、フル出場した広島戦2試合通じてほとんど何もできなかった。ポジションが重なると思われる柏木、高萩、森崎浩司に勝っているのはドリブルだけ。それ以外の守備への切り替え、運動量、スペースでボールをもらう動き、その方向性とタイミング、2手3手先を読むプレー、そうした部分では柏木、高萩、森崎浩司が優れている。「圧倒的に」とつけていいかもしれない。

 今年、曲りなりにも広島戦はすべて観戦(TV含め)し、ライバルチームのスカウティング(wとしてC大阪の試合も何試合か見た。その上でいえば、この選出には大きな疑問がある。

 今シーズンのJリーグの実績を考えても、特に高萩、森崎浩司は明らかに乾より優れた成績を残している。

http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j2&genre=Precord&c=hiroshima&t=p_record&g=j2_1&y=2008
>森崎 浩司 40試合 3,383分 14得点
>柏木 陽介 31試合 2,019分 4得点
高萩洋次郎 38試合 2,839分 14得点
http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j2&genre=Precord&c=cosaka&t=p_record&g=j2_1&y=2008
>乾 貴士 20試合 1,787分 6得点

 乾は、かろうじて柏木に得点数で勝っているにすぎない。高萩や森崎浩司はMFながら得点ランキング9位となる14得点を挙げており、この数字は6位の香川に続くMFの2位、3位だ(参照)。つまりこの選出は、実績を勘案したものでもない。さらにいえば、「4,000分以上出場した選手は代表選出を免除」というのも違う話な気がする。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=japansoccer&a=20081223-00000064-sph-socc
 日本代表の岡田武史監督(52)が22日、来年1月10日からスタートする鹿児島合宿メンバーに所属クラブを通じて招集を通達。MF金崎夢生(19)、DF森重真人(21)=ともに大分=、MF工藤浩平(24)=千葉=ら国際Aマッチ出場経験がない新戦力を選出したことが分かった。海外組、トヨタ・クラブW杯に出場したG大阪、天皇杯4強クラブ、今季の通算出場4000分以上の選手らは除外されたなかでの招集だが、若い力が代表に新しい空気を吹き込む。正式発表は24日。

 その基準ならば、鹿島の内田や、同じくC大阪の香川などは4000分は超えている気がするのだが。

http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j2&genre=Precord&c=cosaka&t=p_record&g=j2_1&y=2008
>香川 真司 35 3,103
http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j1&genre=Precord&c=kashima&t=p_record&g=j1_1&y=2008
>内田 篤人 25 2,165
http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=ync&genre=Precord&c=kashima&t=p_record&g=nabisco_2&y=2008
>内田 篤人 1 90

 これに年代別代表(香川は五輪だけでなくU-19にも駆り出されている)、フル代表、天皇杯の数字を加えれば、2人とも4,000分を超えるか、少なくともそれに準じた数字になるだろう。

 いや、もちろんこれは「目安」なのであって、厳格な運用をせず「疲れているとみられる選手を外した」という運用なのでしょう。オバトレ予防に。あれ?

 じゃあ香川は外れるよね?

 というところでとりあえず思考停止する。代表選考にバイアスがかかっていないはずがないからだ。過去、代表選考が完全にクリアだったことなど1度たりともないし、監督の好みというものがある以上、「乾>>>>柏木、高萩、浩司」という判断をする監督もいるかもしれないって話でしかない。

 単純に、岡田監督が好む4−4−2のハーフはドリブラーだということなのだろう。あるいは推薦枠か。いずれにせよ、客観的な判断とは言い難く、よって広島サポは過度に騒ぎ立てる必要はない。こういう風にブログに書き、フォントサイズを適当にいじってウザったらしく強調をするなど、文章力の貧困さを棚に上げて視覚効果に頼る貧相な発想であり、つまり

 愚の骨頂

 である。ということで皆さんメリークリスマス。