平山、選手登録完了

 結局、平山の移籍は合意に達しましたね。ともあれ、一安心というところでしょうか。

http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/09/14/0000112660.shtml
産経ニュース
http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060914-89885.html
http://www.asahi.com/sports/update/0914/166.html

 本来ならば、協会登録期限は13日までなのですが、JFAが特例で14日まで期限を延長。この1日の間にヘラクレスの会長が「折れた」ことが直接の要因。また、先方の移籍金支払い要求に関してもFC東京側、平山側が頑として跳ね除けたことも書いておくべきでしょう。

 ただ、結局は「何でモメたのか」の真相は分からないですね。恐らく、誰も真実を語ることはないでしょう。ヘラクレスヘラクレスの論理があり、平山サイドには平山の言い分があるのみ。まあ平山の将来には変えられませんし、今回はこれで一件落着でしょう。

 ただ、こういうケースは今後も起こりうるので、「向こうの手口はこういうものだ」というのをもっと詳らかに報じてほしかったところ。中京大中京高のU-19代表FW伊藤翔アーセナル入り目前とされていますが、日本の若手選手がプロを経由せず海外に青田買いされるケースは今後も増えていくはず。

 2002年W杯前後の時期ほどではありませんが、非公式に海外のスカウトがスタンドに足を運ぶ例は幾つか聞いています。その中で何人かが引き抜かれることは、当然ありえる。問題は、今回の平山のようなケースで、選手や代理人はどう立ち回るべきなのか、ということでしょう。田邊代理人には、今回のやり取りで得たノウハウをどこかでそっと公開してもらえればと思います。