ベストメンバー規定とかについて適当に

 あまりにブログを放置しすぎた。個人的に東京旅行に来ていて、毎日たいへん楽しい日々を送らせて頂いており、そのせいもあってブログ更新への意欲が薄れていたのだった。こんなブログでも楽しみにしてくださっている方がおられるかもしれないので、申し訳ない。

 ということで、リハビリかねて少しずつ適当に。

http://supportista.jp/news/2208

 このあたりの記事について。

 まず「ベストメンバー規定そのもの」についての捉え方を書いておきたい。僕は、ベストメンバー規定を廃止すべきではないと考えていた。この記事を読むまでは。

 というのは、スポンサーへの顔立てという部分が大きいから(大きかったから、と書くべきか)。

 イングランドやスペインやイタリアがどうであれ、現状の日本におけるサッカーのプレゼンスは、それらの大国と比較すると小さい。この事実は否めない。一部のチームを除けばどこもスポンサー確保に四苦八苦しており、折しも不況に直面し来年度の予算を組むのもかなり難儀しているはず。

 Jリーグ本体にしてもそうであって、代表でお世話になっている某巨大飲料メーカーへの配慮からか、ロアッソ熊本の胸スポンサーに白岳のロゴを認めない等のダブルスタンダードがあるものの、「そうまでしてゴキゲンをとらなければまずい」という事情があるような気がする。

 ゆえに、僕はベストメンバー規定を廃止すべきではないと思っていた。スポンサーのほうばかり向くリーグの姿勢はどうかと思わないでもないが、実際問題として広告枠の確保にどこも苦労しているのだし、今後苦労し続けるのも間違いない。

 是非論はあってよいし、「無くしてしまえ」という意見に理がないとはまったく思わない。だが、「これから伸びる若手を発掘する大会」という位置づけの大会に食指を伸ばすのは、すでに優良顧客となっている古参ファンのさらに一部だけだろう。そうした若手の見本市であるU-23の動員はさっぱりだし、サテライトリーグに大挙してサポーターが詰め掛けているという話も聞かない。

 ベストメンバー規定を廃止することで、前の試合から10人もスタメンが入れ替わった試合ができるが、「その試合を初めて見たお客」にはさほどのアピールにはならない。そういう意味で、ベストメンバー規定は「残しつつ、運用を弾力的に」という立場なのだったが。。。。

 こちらの話。どうも、犬飼会長は【いまのところ】ナビスコU-23の大会にしたいという。これは、僕のような「ベストメンバー規定を残せ、スポンサーのために」という立場の人間を(笑)置き去りにするような提案だ。

 現時点で、犬飼会長の真意は見えない。僕の目には、ベストメンバー規定遵守の流れとハッキリ逆行するように見えるのだが。

 当面、流れを静観したい。犬飼会長は、浦和を年間予算60億のクラブに育て上げたように、ビジネスマンとしての手腕は確かな人間だと思っている。ゆえに、この一連の発言も、政治的な裏づけが皆無なはずがない。

 不況への不安が増大する中、ここのところ半島系のスポンサーばかりが目立ったJリーグにいきなり日本コカ・コーラ社が参入するなど、

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/11/12/16.html
日本コカ・コーラ社がJスポンサーに
 日本コカ・コーラ社が、来季からJリーグの公式スポンサーとなることが分かった。既に10月の理事会で承認を得ており、近日中に正式発表される。Jリーグの公式スポンサーは8社目。同社は競泳の北島康介と所属契約を結んでいる。Jリーグは公式スポンサー契約に関して、広告代理店と保証額を定めた一括契約を結んでおり、今回の契約がリーグの収入増には直接反映しない。
 [ 2008年11月12日]

 犬飼会長と無関係とは思えないポジティブな出来事も起こっている。この一連の騒動は、何かへの布石なのだろう。それが秋春制なのか、別の何かなのかは分からないけれども。