KASA IN OKAYAMAのブログ化を強く要望する

 サンフレ系ほぼ唯一にして最強の戦術系・試合分析系サイトに『KASA IN OKAYAMA』がある。

 http://homepage2.nifty.com/VEN07574/

 このページでは、岡山の現役サッカー指導者であるKASAさんが、サンフレッチェについて、ハッキリいってタダではもったいないレベルで試合分析を行っておられる。

 一方で、KASAさんの意見は「辛口」と取られることが多い。この意見などは、確かにそう読めるかもしれない。

http://hpcgi2.nifty.com/VEN07574/yybbsa.cgi
ここまで戦って、今年のJ2のレベルがわかったじゃない。2003年の時の方が、よっぽど厳しかったわ。あの時は、サンフも弱かった。選手もひよっ子だった。でも・・・今は違うでしょ。レベルが違うじゃない。上位を争うチームが、ベタ引きなんだよ。それが今年のJ2のレベル。いかんでしょ、勝つだけじゃ。1点差で、しかも終盤にヒヤヒヤする試合してちゃ。最後まで、90分間圧倒しなきゃ。
 
交代が3人まで許されてるのに・・・1人だけ。J1と比べてベンチ入りメンバーが減らされたことを、確かミシャは嘆いていたよね。ベンチ入りを争うメンバーのモチベーションがどうたらこうたらと。ベンチに入れても、使わないんじゃ・・・なんやそれ。流れを変える気もないのか。とりあえず、あと2人交代させて、時間稼ぎしてもいいじゃん。助けろや、戦ってる選手を。ホンマ、ピッチサイドに出てくるな!ベンチにすわっとれ!
 
いつになったら、チームとして熟成するんだよ。なんで、得点した後、引きこもっちゃうのよ。縦に蹴っちゃうのよ。よわぁ〜。精神的に、よわぁ〜。情けないよ。言い訳は聞きたくない。戦いなさいよ、最後まで。J1で戦うプライドがあるんなら、90分間戦いきりなさいよ。ちょっと状況が変わっただけで、何もかも変わってしまうチームなんて・・・見ていて恥ずかしいよ。
 
ホント、75分までなら、細かいことはともかく、最高に見ていて楽しいサッカーだったのにさ。相手が捨て身で攻めてきたからじゃないよ、自分たちの自滅(変化)じゃないか。後味悪いわ。
 
『3歩進んで2歩下がる』・・・もっと前に進まんかい(-_-;)

 しかし、読めば分かるようにもちろんこれは単なる「辛口」ではない。素人にも分かりやすく具体的に問題点を指摘し、それに対する改善策を分かりやすく提示しておられる。このくだりだけでも「J2は上位チームもベタ引きするほどレベルが低い」「ベンチがピッチの選手を助けられていない」「実際に流れが変えられていない」「得点したあとに引きこもっている」ということが分かる。その上で、目指すレベルはどのあたりかを設定しており、そのレベルが決してムリのない目標であることも分かる。

 このくだりだけで、KASAさんが実際に優秀な指導者であることが伺える、優れた記述だと思う。だが、世の中は広い。批判を書くと「憎しみ」と捉える、普段あまり新聞を読まないような人が増えているのだ。
 KASAさんの指摘は具体的だし、的を射ているし、もっといえば議論の前提となる「当たり前」のことを書いているにすぎないとしか思えない。だが、これら当然の事実すら「辛口」と読む痛い人がいる。格好の例が、たとえばこの投稿者だ。

Re: [J2] 鳥栖 0−1 広島 やあ - 2008/05/20(Tue) 01:03 No.184
 
どうやって無理やり批判するのかいつも楽しみにしてます。
 
個人的に結果論の批判は好きじゃありません。
しかしネット上ではイジメに近い批判が蔓延してる気がします。

 と、固定HNでは明らかにない「やあ」という匿名を名乗り、いきなりKASAさんを「無理やり批判」する「結果論の批判」呼ばわり。結果論の批判ということは鳥栖戦で敗れていなければいけないのだが、そういう基本的なところからすでに破綻している。

サンフレッチェの勝利より
重箱のすみを突っつくように欠点を探して批判して喜んでるように見えるんですよね。
なんかちょっとかわいそうに見えたりします。
愛がある批判はいいと思います。
ただ残念ながら愛のない批判が多い。
憎しみが文章から伝わってきます。

 と、KASAさんへの憎しみしか伝わらないレスをする。さらに、KASAさんを結果論呼ばわりしておいて、

1人しか交代しなかったけど勝ちました。
1人しか交代しなかった事は不正解でしょうか。
勝ったのだからそれは正解だったと思います。

 と、舌の根も乾かないうちに「勝ったんだからいいだろう」というこれぞ結果論! という批判をぶち上げ、

3人交代していたらもっと楽に勝てたかもしれませんが、
負けてたかもしれません。怪我人が出てたかもしれません。
それは誰にもわからない事です。
1つわかってるのは
1人だけの交代で勝利し、怪我人も出なかったという事です。

 と、やっぱり「勝ったんだし怪我人も出なかったからいいだろう」という結果論に終始。

素人よりサッカーを知ってる選手達が慕う監督を
ファンが嫌ってる状況がなんか寂しいですよね。

 と、少なくとも自分よりサッカーを知っているKASAさんに向けて「結果論」とぶつ。

 極めて穏当に表現しても「読むに耐えない」レベルの低い投稿である。

 そして何も、この投稿者が特殊なのではない。KASA IN OKAYAMAの掲示板に書き込む、KASAさん以外の多数の匿名投稿者は、五十歩百歩である。ぶっちゃけ、KASAさん以外の投稿をまとめて透明あぼ〜んできればどれだけラクかと思うことが多々ある。それぐらい、KASAさんと他の投稿者のレベル差が著しい。まともに会話になるレベルはごくわずかで、大多数が「書き込む前に確認したのか? 自分で読んでオカシイと思わなかったのか?」と問い詰めたくなるような、トンデモカキコで溢れかえっているのだ。

 何が一番の問題かというと、KASAさんがこれらの投稿を読んで、(僕から見れば)無意味に苛立ち、腹を立て、失望しているのが文中から見て取れることだ。2001年ぐらいからネット上で付き合いがあるが、僕の知る限りKASAさんは鉄面皮の人ではなく、むしろ感受性の豊かで、繊細なタイプの人だ。こうしたくだらないカキコによって、文章が荒れたり更新モチベーションが下がったりするのは、実に勿体ないことだと思う。

 そこでタイトルである。改めて、KASA IN OKAYAMAをブログ化してほしいと思う。ブログ化といっても、弊ブログのようにコメント欄を廃止(浦和系のしょーもないコメントが入ったための暫定処置だが)するものでいい。KASAさんのサイトで読みたいのはKASAさんの記事だけなので、ブロガーとしては記事ごとにパーマリンクが設置され、引用しやすいこと、トラックバックを送れること、その2点だけで十分なのである。

 瀬戸さんのように、サンフレッチェダイアリーと別館に分ける形で、KASAさんの投稿のみを別にブログとして独立させてはもらえないだろうか、と思うのだが。