J2第12節vs.ベガルタ仙台感想

 いまいち体調悪いんで短めに。

 http://www.tbs.co.jp/supers/game/20080506_5595.html
 「決めるべきときに決めないと負ける」という、サッカーにはとってもありがちなことですけれども。連戦の疲労があったし、交代で入った柏木がまったく役立たずだったし、それにも関わらず休みまくってフレッシュなはずの仙台を押し込みまくりだったし、内容に大きな問題はない、という見方も可能。最後のフィニッシュだけが問題だ、と。

 ただまあ、結果をみれば用兵の失策を指摘することは可能でしょう。連戦でメンバーをある程度入れ替えると思いきや、替えたのは浩司⇒一誠だけ。山形戦では「仕掛け不足」という課題があり、その課題を解消してくれた平繁は途中出場で、他の選手より疲れていない状況があった。なら、スタメンおよび用兵術は、例えばこういう風にすべきだったのではないだろうか。少なくとも、1トップ2シャドーにこだわる必要性は感じられなかった。

−−−−−佐藤寿−−−−−−平繁−−−−−−−
−−−−−−−−−−一誠−−−−−−−−−−−
服部−−−−−−−−−−−−−−−−−ハンジェ
−−−−−青山−−−−−−−カズ−−−−−−−
−−槙野−−−ストヤノフ−−−森脇−−−−−−
−−−−−−−−木寺師匠−−−−−−−−−−−

 60分過ぎから、こういう用兵を。

−−−−−佐藤寿−−−−−−久保−−−−−−−
−−−−−−−−−−浩司−−−−−−−−−−−
服部−−−−−−−−−−−−−−−−−ハンジェ
−−−−−青山−−−−−−−カズ−−−−−−−
−−槙野−−−ストヤノフ−−−森脇−−−−−−
−−−−−−−−木寺師匠−−−−−−−−−−−

 得点が奪えないなら、さらにこういう使い方もあり。

−−−−−佐藤寿−−−−−−久保−−−−−−−
−−−−−−−−−ユキッチ−−−−−−−−−−
服部−−−−−−−−−−−−−−−−−ハンジェ
−−−−−浩司−−−−−−−カズ−−−−−−−
−−槙野−−−ストヤノフ−−−森脇−−−−−−
−−−−−−−−木寺師匠−−−−−−−−−−−

 いずれにしても、「交代で入った選手がまるで使い物にならない」というのは、色々な思惑があるにしても監督の責任は免れないわけで。

 疲労が一番の敗因ですけどね。最後の精度がなかっただけで、試合としてはほぼ完全に仙台を押さえ込んでいた。相手の攻撃で脅威になったシーンは1回ほどだし、特に前半の序盤は完全に相手を翻弄していた。戦い方に大きな瑕疵があったわけではない。

 ただ、事実として残るのは、得点ゼロ失点1、勝ち点ゼロということのみ。その結果からいえば、MFばかり並べて、得点を奪う専門職であるFWを途中まで1人しか使わず、さらに久保竜彦という秘密兵器を秘密のままにしてしまい、ついには助っ人外国人であるユキッチをベンチ外にしてしまった監督の責任は、免れるものではないと考えます。

 4−1か、悪くとも4−2で勝っていた試合でしょう。それが0−1に終わった一番の理由は疲労でしょうが、二番目ぐらいには監督の選手起用の失敗が挙げられる気がしています。