ネットは基本的にみんなコア

 えー、ここをPerfumeサポの根城だと思ってる人はまったく知らないであろうことを(笑)話します。

 僕は結構昔からネット上でサッカーについて意見を書いて、このブログ以前に何度か移転を繰り返しながら、色々な議論をしてきた人間です。

 で、もちろん非常に多くの有益な意見を聞き、古くはyahoo!掲示板のglider_at_fields氏やDragon_Vert氏、最近では缶詰にしんさんやサッカー蟻地獄などの人々と交流させていただくことで、自分の知見を大きく広げることができました。なので、基本線としてネットに対する僕の姿勢は比較的オープンだと思うし、肯定的だと思う。

 その上であえて言いたいのが、タイトルの内容です。似てます、ハッキリと。今回いろいろ『GAME』についての意見を読み漁ってみたのですが、当然ながら玉石混淆
で、参考になるものから「どーでもいーなー」と思えるものまで多数あった。けど、共通しているのは、

 ネットで記事を書く層は、基本的にマニア


 ってことなんですよね。だからまず僕がマニア(笑)。マニアの中では濃度が薄いってだけで、マニアであることに変わりはないと思う。

 はてなの近藤さんもどっかで書いてましたが、はてなブックマークで数百ブックマークされている「注目記事」が、一般ではほとんど読まれていないマニアックなものだったりする、ということは結構頻繁にある。

 非サカヲタ向けに説明すると、例えばサッカー系ニュースサイトで最も人気がある『サポティスタ』は、僕が以前聞いたところでは1日3万アクセスとかあったらしい。実際、あそこのトップページにリンクを何度か張っていただきましたが、そこから1万単位のPVが来るので、だいたいの目安は合ってるでしょう。超人気サイト、と呼んでいいと思います。

 が、やっぱりサッカーに興味を持ったばかりの一般層が、サポティスタを直で読みにくるのはレアなんですよね。恐らくyahoo!スポーツを最初に読んで、そこで満足して終わる。

 で、ようやく僕のスタンスを説明しますと、僕はそんなネットの中で、なんとかして「マニアから一般へ」を実践したいと思ってるんですよね。そこが中田ヤスタカのポップス論に心から賛同する部分です。

 要は「知らなくても楽しめるものだろ?」ということを、もっと広めたいんですよね。Perfumeにしてもサッカーにしても。予備知識は「あったらもっと楽しめるよ」程度のことでしかない。だからイバれるこっちゃない。人よりマニアックな知識があるからって、上から目線になることほどこっけいなことはないと。

 実際に到達できるかは分からないのですが。僕はマニア向けの箱庭内で、マニアの知的好奇心を充足させるだけの記事を書きたくないんですよね。サッカーでも何にしても。

 予備知識がない状態でもすんなり読めて、その結果書いた対象に興味を持ってもらう。そういう文章が、僕にとっての「良い文章」だと思ってます。自分のブログがそういう風になれればいいな、と思って。これからも精進いたします。