■セレッソ戦メモのみ

 喰いすぎて気持ち悪い……メモのみ。

・前半のやられっぷりのすさまじさ

⇒10番ジェルマーノを全く抑えられていない。相手のパスミスで助けられてる部分が相当あった。香川、柿谷はクソうめえ。なんだあのボールの持ち方、懐の深さ。あれでまだ18歳、19歳かよ。順調に伸びれば、2人ともとんでもない選手になる。ある意味、J2で当たるのが今年でよかった。

・1点目はワンチャンス
サンフレはカウンター型が合っている

⇒現在のカズ抜きの場合。FWは寿人も平繁もタメが作れるタイプではない。青山も浩司も柏木も洋次郎もムリ。そういう選手がいない以上、圧倒的にボールを支配するオフェンシブかつ「美しい」サッカーはどの道できない。ならば、ある程度相手を呼び込んでウラを取るほうが、ウラに抜ける2トップのタイプを考えても合理的。実際、特に後半はセレッソの右サイドの穴を面白いように突くことができた。

「引きすぎ」「呼び込みすぎ」「バックラインでつなぎすぎ」なのが問題なのであって、戦い方そのものに大きな問題はない。それは結果が示している。カズが戻ってきたときに、また戦い方を考えればよいだろう。少なくともJ2では、この戦い方でさして問題は起こらないとみる。

・失点は必然

⇒引きすぎ。ボールへのアプローチが後手後手に回っていたため、両サイドがDFラインに吸収され5バック状態に。

・ハーフタイムで助かった

⇒悪い流れを断ち切ったのはクソ柏原主審のホイッスル。自分達で流れを変える事ができないのは、非常に大きな問題。これからも他チームがあれほど前がかりに来た場合、そしてアミを突破しきれない場合、やられ続ける展開が続くと思われる。これもやはりカズ待ちか。

・カレカ汚すぎ

⇒ここまで見たJ2のチームで、セレッソは最もつまらないファウルが多い。ラフだし、守備が下手。読みが遅いから遅れたタイミングで行ってファウルになるケースと、主審の目を盗んでコツコツやるセコいファウルが多い。あのファウルを1つも目視できなかった柏原主審と副審コンビはザル。西村といい、スペシャルレフェリーというのは「スペシャルに技術が低い主審」としか思えない件。

・後半のセレッソの失速

⇒2点目が予想外に早い時間に入ったこと、カレカと柿谷が疲れたこと、全体的に前への推進力を失い、それにも関わらず点を奪いにいかねばならない状況になったため、7番アレーとジェルマーノが同時に上がるようなシーンが増えた。結果、悪い形でボールを失い、バイタルエリアをあけてしまい、そこを佐藤寿人や洋次郎、陽介に思う存分使われた。

ペトロビッチの勝利

⇒結果論ではあるが、前半はまるでダメだった陽介を下げなかったことで、復活を促した。4点目となる、服部に通したサイドチェンジパス一本で、彼は完全に自分のスタイルを取り戻した感がある。この試合に関していえば「ペトロビッチの我慢が勝利を呼び込んだ」と言うべきだろう。それと守備における混乱ぶりは別個に考えるとしても。

・盛田はどうなんだ

⇒高さ、ビルドアップの精度、マーキング能力といい、まだまだ森脇より盛田のほうが上。彼のケガが長引くと非常に苦しい。カレカは死んでわびろ。

・木寺はそろそろry

⇒失点シーンは、いったい声が出ていたのだろうか。GKの声が聞こえていれば、否、GKへの信頼があれば、あの場面で槙野はムリに触らなかったのではないか。ストヤノフはほとんど木寺にバックパスを出さないし、彼がDFラインから信頼されていないのは明白。負け知らずのチームにあって、ほとんど勝利に貢献できてない唯一の選手がGK。これって非常に問題だと思うのですが。

・J2、依然としてくみしやすし

⇒前半あれほど広島を追い詰めながら、後半見事なまでに崩れたセレッソ。これまで全チームを見て、ポテンシャル的に一番強いのがセレッソだと思っていただけに、「このチームがこの程度なら」という目算は立てられた。岐阜戦は苦しんだけれども、そもそも岐阜は去年までJ2のチームではない。下のカテゴリーとはいえ、JFLの戦いをサバイブして勝ち上がってきた「勝者」である。J2というぬるま湯に安住しているチームとは、明らかに目が違った。少なくとも現在、J2で最も強いのは岐阜だろう。その岐阜とは当分対戦がないし、次回の対戦までに彼らは選手層の問題で失速している可能性が高い。

 依然として、J2に大きな障害となる「チーム」はいない。障害となるのは五輪代表、ケガ人、出場停止、移動距離、過密日程、そのあたり。そこをうまくマネジメントできさえすれば、優勝はともかく自動昇格はそう難しくないと思う。まあ、そのマネジメントにおいて最も信用できないのがペトロビッチという監督だったりするのだが。