mixi祭、終了

 って認識でオッケーなのかな、これは。

 http://mixi.jp/rules_release.pl(mixi会員しか読めません)

 いやー、この祭でmixi内に非常に優秀な人たちと、非常にアレな人たちがいるってことがよく分かりました。
 僕の当初からの認識はコレでしたが。

 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=734255059&owner_id=2432(mixi会員かつ僕のマイミクさんしか読めません)
>これまで保持してきた「コンテンツ」はまさにユーザー日記いやアクティブユーザー数そのものであり、そのコンテンツが一気呵成に流出してしまう危機を迎えてるんですから。それも、自分たちのほとんどケアレスミスといっていいミスでw
> ほぼ間違いなく、撤回されると思います。興味の対象は、撤回する際どういう文面で書くのか、誰が責任を取るのか、といったところ。

 つまりmixi事務局のケアレスミスです。会社の屋台骨を揺るがすような、規模の極めてデカいケアレスミス(笑)。mixiの法務局はホーマー・シンプソンでも雇ってるんでしょうか(笑)。
 分かりやすく分類すると、今回の規約変更に関してmixi運営事務局に対する解釈の仕方は、ざっくり以下の4つだったかと思います。

■1:運営事務局は邪悪で、狡猾
■2:運営事務局は邪悪で、アホ
■3:運営事務局は邪悪でないが、狡猾
■4:運営事務局は邪悪でないし、アホ

 邪悪=悪意を持って規約改正に踏み切った
 邪悪でない=悪意なく規約改正に踏み切った
 狡猾=規約改正による混乱を意図していた
 アホ=規約改正による混乱を意図していなかった

 って感じで。僕の見解は■4。単にアホなだけだと認識しています(笑)。

 たぶんなんすけど、今回の規約改正の骨子は「やばそーな日記をmixi側の権限で削除できるようにする」ってことなんじゃないかと。例のゴキブリから揚げ事件やケツ毛バーガー事件などが株価にどう影響したか当時は見ていませんが、あれの報道のされ方は「mixi=怪しい出会い系」を印象付ける可能性もあった。mixiにとっては、ヤバい日記が存在することは何のプラスにもならない。だから、この改正に悪意はなかった。

 そのあたりのことは、こちらの記事にもありますね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/10/news094.html
>一方、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は今回の規約改定について「麻薬の売買など、犯罪に関する書き込みが増加していることから、発見したら本人の承諾がなくても削除できる態勢にしたいのだろう。アクセス数が多い日記を勝手に本にして印税をもうけようという意図はないと思う」と、一定の理解を示している。

> ミクシィの広報担当者は「各ユーザーにお知らせした通り、こちらが情報を勝手に使うようなことはありません」と説明。また三浦元社長との関連に関しては「個別の件には答えられませんが、規約の改定は(逮捕の)前から進めていたものです」と話している。

 まあ、やっぱりmixi事務局がアホなだけだったんすよ。200人前後しかいない中小企業で、会社名をmixiにしてから3年弱。法務も恐らく数名しかおらず、とてもじゃないが全方位的な対策など立てられない。しかし運営能力の伸び率と会員数の膨張はそれこそ天文学的な開きが出てしまった。

 今回の件にしても、真剣にmixiがユーザー日記を切り売りするなんて正直なところ一切思ってませんでした。そんなことすりゃ規約の有効性を巡る民事訴訟が多発するでしょうし、ユーザー数は激減するし、株価はダダ下がり、投資家は離れていく。「ユーザーの意向を無視して物事を進める」のは、IT系の特にSNS運営企業などからすれば自殺以外の何ものでもない。事実、今回もmixi事務局は完全にユーザーに「折れた」わけで。万が一僕の日記が切り売りされたら? 「mixiが自殺した」と思って退会、でしょうかねえ。

「好意的な見方すぎる」とお思いかもしれませんが、僕はこれまでのmixiの運営の仕方を見て「アホだなぁ」と思うことは多々あれど、「金儲けに走ってるなあ」「邪悪な企業だなあ」と思うことはなかったんですよね。その感覚が遠からず当たっていたってことだと思うので、まあ僕としてはいいんじゃないかと思います。

 今後もアホでい続けるかどうかは確かに分かりませんが、少なくとも僕は「ここは邪悪な会社だ」という感覚が出ない限りはmixiを使い続けようと思います。

 ……というか、そろそろmixiの競合が現われないかなあと思ってるんですが。どうでしょう。