遅いけど背番号雑感

 森?和幸、森?浩司、?萩洋次郎になってる件。プレスリリースでこれはマズいと思うんだけど……。

http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=1777

 パッと見て思うのは、「ある番号」ではなく「ない番号」のほうが気になるということ。

背番号3 欠番
背番号9 欠番

 特に9のほうは、やはり久保あるいは新外国人FW待ちということだろう。まあ、常識的に考えれば外国人になるはず。久保獲得についてはそのうち書こうと思ってはいたが、「条件付で賛成」というところか。久保の問題というのは「腰の状態」に尽きるし、そこがクリアになれば今でもJ最強FWの一人だと思う。問題は、彼の腰をちゃんとケアしてあげられる環境が整っているか。予想としては、そういう環境があって、彼のケアをバッチリ行える自信があるからこそ手を挙げたのだと思う。

 なお勘違いしている人もいるかもしれないので書いておくと、久保獲得に移籍金は発生しない。戦力外通告というのは「0円提示」のことであり、移籍金は「来期提示年俸×移籍係数」で算出される。そして来期提示年俸がゼロということは、積もゼロになるということ。横浜FCから0円提示を受けた久保に、移籍金は発生しません。

背番号5 DF 槙野 智章
背番号10 MF 柏木 陽介

 当然といえば当然の背番号ではある。槙野に関しては、戦力としてだけでなく、精神的にも今後10年のサンフレを背負っていく存在だと考えている。吉弘の背番号3ではなく駒野の背番号5を引き継いだというのは、そうしたクラブ側の期待込みというのは深読みしすぎか。

 陽介の10は、日本人が背負うのはものすごく久しぶりのことらしい。で、まあ多少違和感はある。個人的に彼のプレースタイルはチェコネドヴェドロシツキーを足して2で割ったようなものだと思っていて、「10」ほど決定的な仕事ができるタイプではない。強いて言うなら、森崎浩司がつけている「7」が、アーセナルロシツキーがつけている番号と同じでしっくり来るかも。

 それより、この番号を背負わせることで「今後のクラブを背負ってくれ」というクラブの意志を感じる。それは端的に、来シーズン以降の契約。クラブ史上、20歳の選手に2チームから正式オファーが来るということはなかった。本人も迷いに迷って残留を決めたが、個人的には(この程度の実績しか残していないにも関わらず)残留を迷っている時点で、彼が今後チームに残る可能性は低いと考えている。良いにせよ悪いにせよ、クラブは彼が去るときの善後策を考えておかねばならない。

 そしてクラブは、今オフに関しては仕事をした。それが、年俸の倍増。以前予想したとおり、陽介は青山と同程度の年俸アップをし、推定年俸【1400万円】となった。これに移籍係数【10】をかけると、来シーズンに発生する移籍金は約1億4000万円となる。正直、これでも安すぎるぐらいだが、今オフに移籍されていればこの半額以下だった。この点について、クラブは「残留させた」ことはもちろん、ちゃんと仕事をしたと思う。

 なんだか最後は背番号の話と離れたが、これにて。