全米1位にロナウジーニョ


 ヘンなニュースを中心に、つれづれ。まずはコレから。

MS Live Searchの「2006年検索王」はロナウジーニョ
総合検索ランキングで1位になったのはサッカー選手のロナウジーニョ。2006年サッカーワールドカップの影響で、サッカー関連の検索が増えたという。総合2位は歌手のシャキーラ、3位はホテルチェーンの令嬢パリス・ヒルトン

 驚いた。スポーツ部門で1位、というだけでなく、総合でも1位とは。アメリカにおける「サッカー選手」のポジションを示すエピソードとして聞いたことがあるのは、アホベッカム夫妻の話。あのバカップルがブルックリンのブルガリだかルイ・ヴィトンだかで買物をする際、バカ嫁が「私たちは有名人よ、貸切にして」と所望したところ「大変申し訳ありませんが、私どもはベックハムさまを存じ上げません」と断られ逆上したという話がある(ウロ覚え)。
 そのことを考えると、ロナウジーニョパリス・ヒルトンシャキーラブリトニー・スピアーズやハリポタを抑えて「1位」というのは、いかにも隔世の感がある。ただ、ドイツW杯絡み、という理由はよく分からない。ドイツW杯は全米で放送されたと聞いているが、あの大会のロナウジーニョは燃えカスだった。ドイツW杯はアメリカ人好みの“スター”は不在だったから、ナイキのプロモーション(例の「Joga Bonita」のCMとか)がよほど好印象だったのか、それともCLが米国でも放送されていたのか。たぶん前者だろうな。

人気作家トゥーサンさん 新作の「ジダン」語る
フランスで人気が高く、小説が20カ国で翻訳されているベルギー人の作家ジャン・フィリップ・トゥーサンさん(50)の講演会が14日、名古屋市千種区の仏政府公認の仏語学校「アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会」であり、同校の生徒や大学関係者ら約80人が聴講した。
(中略)
講演会では、11月上旬にフランスで出版されたばかりの最新作「ジダンの憂鬱(ゆううつ)」について解説。今年のサッカー・ワールドカップの決勝戦で、暴言を吐かれたといってイタリア代表選手に頭突きを食らわせたジダン選手(フランス)をテーマにした作品だ。日本では未発売。

 こちらの作家も、ジダンの例の頭突きが「作品」として出版されていたことも寡聞にして存じ上げなかった。 それにしても、「この物語はフィクションであり、エッセーであり、また詩であり、精神分析であり、文学批評でもある」とは。西部謙司の『1974フットボールオデッセイ』は、「9割がたフィクション」というノンフィクションの傑作だったけれども、この作品もそういうテイストなのか。和訳での発売はないだろうか?

クラブW杯 開催国枠を再検討
国際サッカー連盟(FIFA)は15日、東京都内でクラブワールドカップ(W杯)組織委員会を開き、日本で行われる次回大会から開催国枠を設ける案をまとめ、来年3月のFIFA理事会に諮ることを決めた。

 開催国枠が新設された場合、出場チームは、6大陸連盟の各王者に一つ加わり7チームとなる。組織委メンバーの川淵三郎日本サッカー協会会長は「日本の都合だけでなく、どの大会でもホスト国の参加は成功の鍵」と主張し賛同を得たが、慎重論もあるという。

 結局審議に諮るようで。キャプテソの「日本の都合」という発言にもあるように、今後の日本開催がなし崩し的に決まっていくならば、日程調整をどうするのかがカギとなる。例年12月は日本にとって天皇杯があるとはいえほぼオフシーズンなわけで、そこに新たな大会が加わればスケジュールの過密化は避けられない。例えば天皇杯予選の前倒しということが考えうるが、では各県予選決勝もそれに合わせて前倒しにできるのかとか、問題が山積み。

<オフブログ>崔成勇と横浜FC
崔選手と話を交わしながら、韓国サッカーの現実がずっと頭をよぎっていました。 Kリーグの数球団はファンの意思に関係なく縁故地を移し、高陽(コヤン)国民(ククミン)銀行はKリーグ昇格資格を得ても「Kリーグ入りはしない」と発表し、地域住民を失望させました。 「地域住民と密着しなければサッカーチームは発展できない」という崔選手の言葉は私の耳に残り続けています。

 そういえば、Kリーグのチームって頻繁に本拠地が変わっていますね。1995年に広島と対戦したことのある「油公サッカークラブ」は、その2年後に「富川SK」に改名し、さらに今年になって本拠地を済州島に移している。KリーグにNHLのようなプロモーションの手法があるとは到底思えないし、観客が定着しないのも当然なのだろう。
 韓国から日本への若手流出が絶えないのも、Kリーグに「やり甲斐」がないことの証左か。今年で記憶しているだけでも、千葉に3人、広島に1人のユース代表クラスが練習生として参加している。Kリーグでの「成功」は必ずしも海外進出に繋がらない、ということだろうか。そういえば海外でプレーしている元Kリーガーはほとんどが2002年W杯の「成功」によるもので、必ずしもKリーグでのプレーが評価されたものではない。
 翻ってJリーグを観ると、W杯でプレーした選手はもちろん、例えば森本貴幸前田俊介のような、まだ何の成功も収めていない若手選手もしっかりスカウトの網に入っている。チーム単体としての力量はKリーグが上かもしれないが、下部組織の充実を含めた「クラブ」としての運営はJリーグのほうが優れている、ということだろうか。

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1974フットボールオデッセイ

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