ペットボトルの持込み雑感

 某所で紹介されていた、


 http://umanen.org/blog/2006/10/post_138.html


 こちらの日記にインスパイアされて短めの雑感。


 スタジアムのホスピタリティに関して、「自動販売機の導入」についていとうやまねさんがエル・ゴラッソ紙に秀逸な記事をお書きになったとか。


 記事の現物を読んでいないので、以下は自分が勝手に思うこと。


 まず自販機の導入に関しては、「導入したら安く飲み物が買える」のは誰でも思うこと。それをしない理由としてJは一応ビン・カン・ペットボトルの持ち込み禁止を打ち出している(修正、一応「明文化」していないので、禁止しているのはスタジアムによってまちまちという話)http://www.j-league.or.jp/aboutj/etc/manners.html(ペットボトルと明記していないが、「ビン・カン類」に相当するものと思われる)。が、それにしては某スタジアム内で普通にペットボトルを買えた日があったりして、遵守徹底されているのかは良く分からない。


 ペットボトル投げ込みに関しては、以前某所で議論したことがあり、そのときに結論を固めた。要は「投げたいヤツは何でも投げる」(笑)。身もフタもない結論だが、実際その通りではないだろうか。


 試合内容に腹を立ててモノを投げるバカモノは、人が集まるほど一定割合で存在する。そういうバカモノは、要は手近に投げやすいモノがあれば投げる。ペットボトルがなければ弁当箱でも、靴でも、カバンでも、時にはイスを引っぺがしてでも投げる(笑)。


 だから「ビン・カン」は別にして、ペットボトル程度は「栓を抜いて持ち込み可」にすりゃOKな気がする(実際、どこかのスタジアムではそうだった)。何だって、風に乗って誰かに当たれば危ないのであり、要は「飛ばないもの」としてペットボトルを扱わせればいいんでないの、と。むしろ、栓の抜いたペットボトルがピッチ内まで届くわけがないんだし、それを投げてバカモノの気が済むなら、それはそれで「セーフティネット」だったりするような。「ほかの観客に当たったらどうする」と言われても困るが。バカモノなんだから。


 とはいえ、実際に「モノを投げよう」と企図する人間を止める手段はない。究極的には、「殺意は止められない」「完璧な組織はない」のと同じ文脈。規制を幾ら設けても、抜け道は幾らでもある。「投げよう」という強い意志があれば、人は何でも投げる。そのバカモノの比率を何パーセントと見立ててセキュリティ対策を立てるかだが、現時点でJの観客にそこまでのバカモノは多くないのだから、「栓抜きペットボトルは可」を明文化するぐらいはOKな気がする。


 究極的には性善説性悪説か、になるわけだけど、現状はちょっと「性悪説」過ぎる部分も確かにある、という話でした。いとうやまねさんの原文を読みたいけど、残念ながらエルゴラはまだ販売していない地域在住なんですよね〜。

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