シェヴァ、しっかりしなさい

SHAPE UP SHEVVY - Mirror Online

 原文のタイトルは「Jose: We need more for our £30M」、直訳すると「じょぜ:3000万ポンドもしたんだ、もっと働いてもらうぜぐへへへ」ってところでしょうか。まあー、移籍金が高いと「活躍して当たり前」って見られて辛いですね。

 原文では「ミランと完璧に同じシステムにしているはずだし、チェルシーにフィットできないなんてことはない。問題はシェヴァのフィットネスにある」という風な言い方をしていますが、ワールドカップで燃えつきた身体でスーパーカップに出場したり、どんよりとしたロンドンの天候にゲンナリしたりしたのかも。


 超訳ジョゼ・モウリーニョは、アンドリー・シェフチェンコの活躍が「3000万ポンドの移籍金に見合っていない」と考えていることを認めた。

 モウリーニョは、このウクライナ人FWは不調の原因をチェルシーのシステムに求めることはできない、と言い放っている。シェフチェンコチャンピオンズリーグ獲得の切り札としてロマン・アブラモビッチによって獲得された。しかしここまでスタンフォード・ブリッジで4試合を経験し、未だ無得点のままだ。

 29歳のストライカーは、日曜日に行われたリバプール戦で、何のインパクトも1本のシュートさえ残せないまま、一時間あまりでピッチを後にした。

 モウリーニョ監督は、シェフチェンコの不調について次のように語っている。

シェヴァは紛れもなくビューティフルなプレーヤーだ。じきに調子を上げてくるはずだ。彼に期待するのは分かる。私も彼に期待しているし、彼自身も彼に期待するところは大きいはずだ。

 ただ、この不要の要因がチームに不適合を起こしているからだとは思わない。なぜなら我々はシェフチェンコが所属していたACミランとまったく同じスタイル、システムを採用しているからだ。現在我々は2人のウインガーをおかず、4−4−2のシステムで中盤をダイヤモンド型にし、うち2人をアタッカーとしている。ミランのものと全く同じだ。

 ただ、彼は幸運だ。チームは勝ち点を取っている。彼はやがてゴールを奪い始めるだろうし、プレミアシップが閉幕する頃にはトップスコアラーに名を連ねているはずさ

(中略)
 幸いなことにチェルシーは、ドログバがトップフォームを維持してる。彼はリバプール戦で勝ち点3につながるゴールを挙げ、今シーズンの得点数を4に伸ばした。

 このコートジボワール代表FWは、シェヴァについて次のように語っている。

 シェヴァについて皆があれこれ語りたがるのも無理はないさ。彼は特別なプレーヤーなんだから。彼が来たことによって、皆が僕の存在を忘れていたようだけど、それは大きな問題じゃない。僕たちはチームとしてまとまっている。

 僕はこれまでもクレスポやケジュマンといった優れたストライカーとともにプレーしてきた。シェヴァとのプレーには何の問題もないよ。少しの時間が解決してくれるさ。

 しかし、驚くべきなのは、ロッベンやダフ(移籍しましたが)といったS級な選手を抱えていながら、その上を行くSS級の選手(シェフチェンコ)を購入し、あまつさえ昨シーズンまでのやり方から「シェフチェンコ・シフト」に変更しているところですな。まあ、このやり方でシェフチェンコがダメでも、ロッベンやカルーをシャドー的に使えばそれはそれで何とかなるっぽい。

 だから、こんな記事にしても贅沢病だなぁという気がしてならない今日この頃なのです。

 しかし、それにしてもドログバは良い人だ……。 

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シェフチェンコ―ACミランと共に

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