「てめえ、売っ払うぞ!」byファーガソン

 
 THE SUNを見ていたらキタコレ的な記事があったので。といってもこれ、最初は「また密会が報じられたのか?」と思ってエントリーしちゃったんですが、よく読めば「あの当時のこと」だったんですね。一回たたっ消したのはそういうことです。ごめんちゃい。

http://www.thesun.co.uk/article/0,,2002390000-2006430342_1,00.html

超訳
 リオ・ファーディナンドは、2003年にドラッグテストに失敗し8ヶ月の出場停止から復帰してから、最大のピンチにたたされていたことを明らかにした。

 2004年の初頭、アレックス・ファーガソンのチームは好調で、リオはマンチェスター・ユナイテッドと契約更新の話を進めていた。リオの人生は、順調だった。

 しかし、リオの人生設計はすべて狂ってしまった。2005年、ファーディナンドは、ロンドンのバーから代理人のピニ・ザファヴィ、そしてチェルシーCEOのピーター・ケニオンと一緒に出てくるところをロンドンの新聞にスッパ抜かれたのだ。

「新聞に写真が出たとき、僕は心底恐れおののいた。そしてトレーニングで、ボス(ファーギー)に会って事の次第を説明しようと心に決めたんだ。

 ところが、その必要はなかった。向こうから僕を呼びつけてきて、こう言ったんだ。
「おい、どうなってるっぺか!?

 彼はものすごい剣幕で僕をしかりつけた。未だかつて、あれほど怒った彼の表情を見たことがない。最悪だよ、最悪。ドラッグテストに落ちたことなんてどうでもいいぐらいさ。

 僕に言えることは何もないよ。悪いのは僕なんだから。ただ、ボスにはこう言いたい。『ボス、分かってくれよ。僕はどこともサインするつもりはない。ユナイテッドと契約したいんだ。僕が最初にボスに伝えたのも、ユナイテッドとサインしたい、ということだったじゃないか』
 
 僕が最も恐怖を感じたこと、それは彼にこう言われたことさ。

ファーギー「B*****S(訳者注;恐らくbullshit[たわごと、たわけ]では?)、てめえ売っ払うぞ!!

 あの会合はたった15分で終わったんだ。だけど彼はこう続けたんだ。

ファーギー「いいか、(あの新聞を読んだ人間が)どう解釈するか考えてみやがれ。お前が何を喋ったのか、そんなこたこれっぽっちも関係ねぇんだよ。

 お前さんがミルクの値段を聞いたり、今何時かを聞いたり、いま座ってるテーブルの色を聞いたり、そんなことは新聞読んでるヤツには関係ねえんだ。ケニオンとあの場所に行って座った、それが
大バカタレの
コンコンチキ
だっていうんだ、べらぼうめ。

 もしレストランでヤツを見かけたらな、絶対に座るんじゃねえ。まっすぐその場から立ち去るんだ」

 いやあ、何とも香ばしいですねえ。日本ではオシム監督を協会が「引き抜いた」ということで多くの批判が浴びせられましたが、実際のところこういった裏工作はどこまで進んでいるんでしょうか? 少なくともプレミアでは、「公然の秘密」レベルまでは行ってるんでしょう。

 個人的には、自分の贔屓チームの有力選手が引き抜きにあえば当然イヤですが、一方でこういうドロドロとしたものが裏側に見えたほうが、色々な想像を膨らませることができて楽しかったりします。ゴシップってやっぱりある程度は必要なんですよね。


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