マンC、“ホモフォビア”撲滅へ取り組む

 イングランド・プレミアリーグマンチェスター・シティが、いわゆるLGBT(Lesbian+Gay+Bisexual+Trancegenderの頭文字をとったもので、性同一性障害者や同性愛者の略称)への差別を撲滅するために活動グループと連携するという。ちなみにホモフォビアの意味は以下の通り。ホモフォビア-Wikipedia

http://gayjapannews.com/news2006/news323.htm
(ロンドン)イギリスのサッカー・クラブ、マンチェスター・シティLGBT権利グループ「ストーンウォール」と協力し、スポーツ界に蔓延するホモフォビアを失くそうと活動を始めた。
(中略)
今回マンチェスター・シティが実施するのは「多様性チャンピオンズ」と呼ばれるプログラムで、これはすでにイギリスの行政機関において成功を収めている。

 
 マテラッツィジダンに吐いたとされる暴言でも、「このホモ野郎」という言葉が一時期予想されていました。この手の野次や精神的嫌がらせは、サッカーだけでなく身体接触を伴うボールゲームではかなり頻繁にあること。

 問題は、そういった言葉が特に相手を選ばず、LGBTである選手に対しても容赦なく浴びせ掛けられることなのだろう。また、そういった言葉がピッチ内から頻繁に飛び交うことで、サッカーそのものに“野蛮なスポーツ”という印象が与えられる面もある。

 一見して日本とはまったく関係のないニュースと思われるかも知れない。しかし、日本にだってLGBTの選手はいると思う。そして体感的に、その手のカミングアウトをすることは、日本では極めて勇気が要ることだ。

 ピッチ内の教育だけでは不十分だろうが、そういった偏見を取り除こうとする試みは高く評価されるべきだろう。