アジアユース代表チーム発表。

昨日のニュースなので速報性はないけど。

http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=2373&lf=u-20&yymm=

サンフレからは吉弘充志高萩洋次郎高柳一誠の3選手が選出された。天才肌のプレーをみせ、新潟の反町監督をして「正直、怖かったっす」といわしめた前田俊介は残念ながら落選となっている。

まあ、仕方ないけどね。FWのメンツがコレだから。

FW9 平山 相太    HIRAYAMA Sota    
 1985.06.06 190cm 81kg 筑波大学  
 11 カレン ロバート CULLEN Robert
 1985.06.07 179cm 70kg ジュビロ磐田 
 16 渡邉 千真    WATANABE Kazuma
 1986.08.10 181cm 72kg 国見高校  
 20 森本 貴幸    MORIMOTO Takayuki
 1988.05.07 180cm 71kg 東京ヴェルディ1969

鉄板の平山相太カレン・ロバートに加え、今年の高校生トップクラスの渡邊千真、そしてU-16から飛び級森本貴幸。大きな欠点がなく、総合的に高い能力を持った選手を厳選しているという印象を受ける。走力、スタミナ、前線からの守備意識などに課題を抱える前田の選出が見送られるのは止むを得まい。

また、冒頭の3選手の選出は、サンフレッチェ広島にとってそれなりに痛手でもある。たとえばDFの吉弘充志。広島のDFラインの現状を考えると、吉弘を持っていかれるのは痛い。小村はスピード面で衰えが目立ち、吉田は腰痛に悩まされながらプレーを続ける状況。安定したプレーがウリだったリカルドも最近は軽率なプレーが目立つようになり、次節の横浜M戦は出場停止になっている。

右サイドに目を移すと、8月18日のガーナ戦で鎖骨骨折の重傷を負った駒野になんとか復帰のメドが立ったものの、相変わらず層が薄い。高萩、高柳ともに十分なプレーを見せたわけではないが、しかし彼らがいないとなるとここのポジションはセンターバックの西河・八田・大久保らが担当しなくてはいけなくなる。

彼らには国際大会を経験して大きく成長して欲しい、しかし現状で彼らを持っていかれるのはキツい…ユース年代に優れた選手を多く抱えるということは、このように協会との綱引きの中で忸怩たる思いを同時に抱え込むということでもあるのだ。