「毎日会えるのが親友じゃねえよ!」

 あー、これは昔ちょっと考えたなー。


http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090302_horiemon01/
G:親友みたいなものっていうのは、昔に作った親友なんですかね、それともそうではない?

H:いや、昔の友人は価値観が変わってきているからなかなか難しいんですよ。住むところとかも違うし、今やってることも違うし、立場も違うし、なかなか、そうなりづらいというか。誰かね、ある人がこういう風に言ったのを聞いてすごい楽になったんですけど、「友達っていうのは、別に、何年も会わなくたっていいんだ」と。

G:いい言葉ですね。

H:だから、別に五年ぶりに会ったって、友達は友達なんだよ、みたいな。

G:ああ、それはありますね、確かに。

H:毎日連絡するのが親友じゃねえよ、みたいな。

G:それはありますね。

(中略)

H:でも一般的な親友の定義とはちょっと違うような気もするけど、それが実は本当の友達のような気もするんですよね。だからずっといつも一緒にいて、いつもつるんでるってのが本当に友達なのか、っていうのはあります。

G:なるほど。

H:何かその友達関係を維持するためにみんな努力したりするじゃないですか。

G:ああ、なんかそういう変なのがありますね。

H:ね?そういうのは本当の友達じゃないんだろうなー、みたいな。ふっと思ったときにこう、連絡をする、みたいなのがいい友達なんだと思います。

 もちろん「毎日いつでも連絡取れる≠親友じゃない」ですが。

 今週末に恵比寿で友人の結婚式があるんで出席してくるんですが、彼とはネットでも繋がってないし、連絡自体5年ぐらい取ってなかった。それでも結婚するって聞いた時に久し振りに電話して、軽く2時間は喋って、あっという間に学生時代に戻ることができた。

 彼との友人関係を保つ努力ってのを、僕はいっさいしていない。年賀状すら出していないし(笑)、メアドや携帯番号が変わったときに教えてもらえなければそれっきりになる。のだけど、そうはならんだろうなというか、そもそも「音信不通になる」という発想をしないというか「いずれどこかでまた会えるだろう」というヘンな確信があるというか。

 たぶん彼は親友なんだろうなーと思う。もっとも「親友じゃなければ価値がないのか」っていうとそんなことは全くなく、自分のケースを考えても交友関係は圧倒的に「狭く深く」から「薄く広く」にシフトしていっている。

 あらゆる関係性に中心と周縁があるのは当然だし、それはネットが“ある程度フラットにした”といっても変わらない。自分自身も誰かの周縁にいるし、まあ誰かの中心付近にいるのかもしれないし。関係性の濃度は変わっても、構造は言われてるほど変わってないと思うし、それが孤独感を醸成するかっていうとそんなことは全然ない。自分に関しては、基本的にベタベタするのは嫌いなこともあり。



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