Perfumeサポ7ヶ月を振り返る。

 http://d.hatena.ne.jp/KIND/20080418/P1

 コレの続き。

■【日記】ystkかっけーよystk
2007年12月08日01:41
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=647259670&owner_id=2432
>>http://www.hmv.co.jp/news/article/712030133

>>ようは安っぽい音楽を作ろうとしている人がいるということですよね。そこを狙ってね。でもそれは否定しないんです。否定しないけど、その安っぽいのをかっこいいと思わずに、ただ仕事になるからって思って作っているから駄目なんですよ。安っぽさを作っているのならば、それをかっこいいものだと思えなければ駄目なんだと思うんですよ。そういうことが凄く多いから、僕の場合は、好きにやらせてもらえるならば、絶対好きになってくれる人がどこかにいるはずだと思ってやっているんで。そういうやり方を証明して行きたいんですよ。こういう風に斜めから見ながら音楽をやっている奴がいないと、みんな適当になっちゃうと思うし。ポップスがつまらなくなると思うし。

>>本当は、ポップスというものはもっと難しいものなんですよ。簡単に作れるものじゃないと。だからこそしっかり作っていこうと思っているんですよね。ポップスって、いかにも大衆に受けそうな曲っていう安易なものではなくて、今後大衆に受け入れられる可能性に挑戦する音楽だと思うんですよ。そういう意味でのポップスを取り戻したいと思うんです。今まで歴史を刻んで出来あがったポップ・スターや、そのような人たちから産まれたポップスというのは、自分の音楽をポップスにした人たちなんですよね。だから色んなきっかけを経て、音楽を作り続けて、“自分の音楽も『ポップス』って呼ばれるようになったね”っていう風になっていけばいいかなと思うし、夢がある。」

 『GAME』を聞いた後で読むと、より一層説得力があります。

■【Perfume】『BCL』『マカロニ』聴いたぜオラー
2007年12月25日13:09
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=664293023&owner_id=2432
> しかし『BCL』も『マカロニ』も、さほど実験的な感じではない。Perfumeファンは好きになる曲だけど、これで新規ファンを掴めるのか? という懸念がある。『BCL』はリード曲なのでチャートイン時に流れるわけですが、既存のPerfumeファンはこれまでの経緯を踏まえて「こうきたか!」と思っても、これまで聴いてない層が「これはすごい!」と思うかどうか。そこら辺の懸念が、この微妙な論調に繋がっているわけであります。

 『Baby cruising Love』をラジオで初めて聴いた感想。この懸念が完全に杞憂で的外れだったことは、チャートの動きと僕の心変わりが証明しています(笑)。『GAME』の次に流れる『BcL』の心地よさといったらない!

■【Perfume】いや、これはすごい>BCL PV雑感
2007年12月26日13:49
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=665332192&owner_id=2432
> 『ポリリズム』は色が飛びすぎてある種冷たいイメージもあったけれど、『BCL』はバックに緑色と赤色の壁があり、電球の柔らかい光もあって全体的に優しいイメージを出している。そして、何より3人に複雑な表情がある。単なるアイドル的な笑顔だけじゃなくて、「悲しみを湛えながらも前に進む」という、およそテクノ・ハウスらしくない、Perfumeらしくない、人間的な印象がある。プラスティックなイメージから、人肌のぬくもり。アンドロイドのような無機質さよりも、「かしゆかです!のっちです!あ〜ちゃんです!」の3人に近い。ゴリゴリのハウスサウンドから歌謡路線に、人工物からより人間ぽい変化を遂げた曲調に見事にマッチしていると思います。

 そしてこの流れを見事に裏切ってくれたのが『GAME』でした。「人工物ですけど、その中にあるのは生身の人間ですよ」っつー流れがこのPVで出来たと思ったのですが、中田ヤスタカはそんな流れなんぞ汲むつもりはさらさらなかったと。ある意味、PVだけ見たら関さん(PV監督)がヤスタカに騙されたよーな印象さえ受けます(笑)。

■音楽版オレミシュラン
http://d.hatena.ne.jp/KIND/20080110/p4
 日付は後ろですが、初出は年末なのでコチラに。
> しかしPerfumeはそうならなかった。一聴して「え、これはなんだ???」と思わされた。これまでの「アイドルソング」の常識を大幅に覆される、重厚に折り重なったタペストリーのようなトラック。尋常じゃないほど低音が利いていて、ボーカルをさえぎるほどに鳴っている。J-POPの規格さえも超える、アンダーワールドダフト・パンクといった海外アーティストと比較できるような高品質のサウンドだった。そんなサウンドに乗っているのが、実にスイートな、しかしエフェクトをバキバキに掛けられた女の子のボーカル。その時点で、もう僕の常識を完全に超えていたわけです。

 このくだり、そのまま『GAME』の紹介にも使えます。またしても常識を覆されました。

■【日記】>音楽産業はそろそろ「音楽ファン」に目を向けろ
2008年01月05日09:10
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=675286130&owner_id=2432
http://mysound.jp/electronica/interview/2007/12/005134.php
>>ポップスって、ポップスになってしまえばポップスじゃないですか。(最初からポップスとして意識するものではなく)後から決まるものなんですよ。(最初から意識をして)ポップスを作ろうとしている人達っていうのは、ポップスになった後のポップスであって、それは本来の意味でポップスではないというか…。
(中略)
>>中田ヤスタカ:そうなんです。ポップスは作るものではなくて"なる"ものだと思うんですよね。あるジャンルが突然ポップスになる。そういう意味で考えれば、PerfumeやMEGが多くの人にポップスとして聞こえるのであれば、それはポップスに"なった"んだと思うんですよね。

■【Perfume】はじまりすぎ!! なんじゃこの露出!!
2008年01月10日01:10
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=679807214&owner_id=2432
> いやー、どこまで行くか、逆に心配になるなあ。まあ、アミューズという事務所は長い目でアーティストを見るほうだし、一度ブレークしたアーティストの露出のさせ方がうまい。選択と集中が適切で、飽きさせない程度に露出させたら、ある時期はパタリとメディアから姿を消させたりする。ポルノグラフィティあたりは、連打したら消えかねなかった時期もあったのに、うまく露出をセーブすることで息の長いアーティストになっている。

> そういう事務所だから、Perfumeについてもあまり心配はいらなそう。かなり長い間大事にされるでしょう。この経歴にこのキャラにこの曲という「アイドル」は、他にはいない。類似した存在すらいない。パクろうにもパクれない、他の追随を許さない要素を沢山持っている。事務所も売り方を工夫するでしょうが、これだけ特殊な存在はそうやすやすと手放さないはず。

> Perfumeは時代に愛されている。どこまで時代と添い遂げるのか、追っていきたいと思います。

 1月から、メディアのじゅうたん爆撃が始まりました。ココでPerfumeを知った、という人は『ポリリズム』のときより多いんでしょう。既存メディアの重要性を改めて感じます。ネットで人気が爆発したPerfumeですが、一般化するためにはまだ既存メディアが必要と。もっとも、両者に以前ほどの主従関係はなく、Perfumeに関しても「ネットからネタを拾った」という見方も可能ですけどね。
 
 まだあるよw 続きます。