ドログバの偉大な記録(中編)
チェルシーを20年間に渡って報じてきたジャーナリストのニール・バーネット氏によるチェルシー・オフィシャルサイトのコラムです。今週は、リバプール戦でとんでもないゴールを挙げたディディエ・ドログバ選手を取り上げています。
原文はあまりにも長いので、ここには貼り付けません。僕のつたない翻訳文のみで失礼します。原文に当たりたい方は、リンク先からどうぞ。なお、一部を省略しています。
Home | Official Site | Chelsea Football Club
超訳:
ディディエ・ドログバは、プレミアシップにおける驚異的な記録を保持している。それは、多くの人々が認識しているよりも偉大なものだ。彼は(通算60試合の)リーグ戦で42試合に先発し、残りの18試合は途中出場である。その中で彼が決めた得点は26。サブからのスタートが多いにも関わらず、およそ2試合に1点のペースでゴールしているのだ。
愚かなメディアやファンは、ジミー・フロイド・ハッセルバインクがチームを去ってからというもの、「チェルシーには年間20点とれるストライカーが必要だ」と主張してきた。
しかし実際は、リーグ優勝したチームに20得点以上挙げた選手がいることはまれだ。マンチェスター・ユナイテッド(マンU)ではアンディ・コールが、そしてファン・ニステルローイが(マンUが優勝した)03-04シーズンで25得点を挙げている。しかし04-05シーズンでファン・ニステルローイは20得点を挙げているが、マンUは優勝を逃した。
ドログバは、シーズン20得点からそれほど遠い成績は残していない。しかしドログバは4-3-3システムにおいて、他の選手と(ストライカーとしての)役割分担を行わねばならない。ジョゼ・モウリーニョ監督に命じられ、彼はミドルゾーンにおいて、センターフォワードとして70分間プレーせねばならないのだ。
チェルシーに加入したシーズン、ドログバはエイドゥル・グジョンセン、マテヤ・ケジュマンと争わねばならなかった。当時の記録は、すべての大会においてドログバが16得点、グジョンセンが16得点、ケジュマンが7得点だった。
MFの攻め上がりから、あるいはワイドアタックからグジョンセンにゴールシーンを譲るシーンがあったにも関わらず、チェルシーの“センターフォワード”からは合計で20得点以上が生まれている。
昨シーズン、ドログバはエルナン・クレスポと仕事を分担した。記録はドログバが先発29試合・途中出場12試合で16得点、クレスポが先発26試合・途中出場16試合で13得点である。昨シーズンも、やはり“センターフォワード”から20得点以上が生まれている。
今シーズン、ドログバは誰かと役割分担する必要はない。彼は、プレミアシップ4試合ですでに3得点を挙げている。さらに、途中出場した1試合(ブラックバーン戦)でも1得点をマークした。
リバプール戦のゴールについて、ドログバは自身の在籍時におけるベストゴールと考えているようだ。『チェルシーTV』のインタビューに答え、彼は次のようにコメントしている。
「ここに来てから、最も素晴らしいゴールだった。僕にとってのベストゴールというだけでなく、勝利のために重要な得点だった。後半になって、僕たちは10人での戦いを強いられた。得点そのものは個人技によるものだったけど、チームにとっては素晴らしい勝利だったよ。あの手のゴールは、マルセイユにいた頃にもたびたび決めたものさ」
以下、後編に続きます。
blogランキングへ投票する
↑「面白い!」と思った方は、クリックお願いします。